【玄米に発芽毒があるは本当か?】毒ぬき方法と炊き方。最適な浸水時間は?
目次
玄米には発芽毒があるは本当か?
玄米は通常、簡単に発芽しないよう発芽抑制物質を含んでいるため以下の毒を含んでいます。
アブシジン酸
玄米の糠層に含まれる発芽を抑える物質です。温度や湿度で簡単に発芽しないよう玄米を守っています。
フィチン酸
こちらも玄米の糠層に含まれる物質です。フィチン酸はミネラルとくっつきやすく大切なミネラルを体外に排出します。発芽した状態であれば単独で働き、ミネラルも排出されなくなります。
※現在、玄米に含まれるフィチン酸のミネラル排出作用はないことがアメリで実証されています。フィチン酸は体にとって大切な物質で、ガンや心筋梗塞、脳卒中を予防することがわかっています。
アブシジン酸の発芽毒が「ある」「ない」に答えは出ていない!
専門家でもわからない
現在、専門家でも統一された意見はありません。
アブシジン酸の発芽毒は「ある」とする意見と「ない」と言う意見があります。玄米に限らず、大豆などにも発芽抑制物質はあります。
特に気にしなくて良い
個人的には特に気にしなくても良いと考えます。理由は後述します。
何万人もの調査を行わないと体に対する影響はわかりません。
アブシジン酸の発芽毒をあまり気にしなくて良い理由
発芽させれば毒は消える
発芽すれば毒は消えます。
ぬるま湯に十分浸し、吸水すれば発芽します。
浸水させないと美味しく炊けない
玄米の表皮は白米に比べて硬いです。炊飯器で美味しく炊くにはどうしても浸水させておく必要があります。毒が有る無し関わらず、浸水させないと美味しく炊けません。
玄米食の方は長寿で健康
毒より利点の方が大きい
GI値の高い白米でガンや糖尿病にかかる人はいますが、玄米食で早死にしたと言うのは聞いた事がありません。むしろみんな健康・長寿な事からも毒より利点の方が遥かにあります。
玄米の毒を抜く方法、発芽させる方法
玄米を長時間水につける
しっかり吸水させると、発芽して毒が抜けます。食べやすく、消化しやすくなります。
- 夏は8-12時間
- 冬は16-24時間
完全に発芽させなくてもプックリ胚芽が膨らむ程度浸水させれば、炊飯器でも美味しく炊く事ができます。
水につける時間は温度によって差があります。25℃でだいたいの18時間くらいが目安です。冬場はもっと時間がかかります。
水につけた後(発芽した後)、新しい水に変える
発芽すると、つけておいた水にブクブクの泡が出て濁ります。必ず水を取り替えてください。
どのくらい発芽させれば良いか
0.5〜1.0mmくらい発芽させる
好みにもよりますが0.5〜1.0mmくらい、プックリ胚芽が膨れれば大丈夫です。私の場合は前の晩、水につけその日の晩に炊飯器をセットします。(浸水24時間)
玄米食の本当の利点
良く噛む習慣が出来る
玄米食にして一番の効果は、良く噛む週間が出来ることです。胃腸にかかる負担も軽減されますし、唾液の酵素も活用できます。
注意点:かまずに食べる玄米食より、良く噛んで食べる白米の方良いと考えています。
糖質は歯周病の原因
最低30回できれば100回噛む事!
何より糖質は免疫力を下げ歯周病の原因です。糖分がゆっくり吸収されるようよく噛むことが大切。
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良く噛む習慣をつける方法
- 一口ごとに箸(はし)を置く
- 歯応えがある食べもを食べる(よく噛まないと飲み込めない)
まとめ
玄米の発芽毒がどのくらい健康に影響あるかわかりません。
心配なら水につけて吸水させてから炊飯してください。
- 夏は8-12時間
- 冬は16-24時間
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