【自然栽培米のメリット】「菌の声を聞け」から学ぶ無肥料、無農薬栽培のコツ
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【自然栽培米のメリット】「菌の声を聞け」から学ぶ無肥料、無農薬栽培のコツ
ズバリ、今年から「自然栽培」に挑戦します。
自然栽培とは、農薬だけでなく肥料も使わない栽培方法です。「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんもやっている栽培方法です。
理由は三つ
- 無農薬5年目で、土がよくなってきた
- 自然に近い究極の栽培方法方だから
- 有機栽培のヒントになる
そこで、自然栽培米のメリットは何か?参考になる本があったので紹介。
目次
書籍「菌の声を聴け」タルマーリーのパン屋さん話
菌の声を五感の全てで「聴け」です。なんとなく「聞く」んじゃありません。タルマーリーはパン屋さんの名前。由来は、ワタルとマリコ夫妻から来ています。
パン作りの特徴
パン作りに野生の「天然酵母」を使う。ビール酵母。レーズン酵母。酒種から取る酵母など。
酵母は比較的簡単に取れるんだそう。難しいのが、麹菌とり。
むずかしい麹菌とり
酒種から酵母を採取する。
麹菌→乳酸菌→酵母の順で発酵
麹菌採取が一番むずかしく、環境に大きく左右される。
酒種は原材料が大切
無肥料無農薬の自然栽培したお米を使う
理由:他のカビが付くのを防ぐため
農薬、肥料を使うと他のカビがつきやすい。
またカビのつき方は、気温や環境によって大きく違う。
- 建物は木造か?
- 周りに自然が多いか?
- 農薬散布していないか?
- 排気ガスや化学物質がないか?
化学物質が多いと、赤カビ、黒カビが多くつきやすい。
菌が環境に影響するという事は、家の前にラウンドアップのような除草剤をまいても体に影響しているかも。
なまけ者漁師ブロガー トイレの芳香剤も化学物質だよな〜
もう一個、別の本から参考例です。
書籍「麹と対話」
もう一冊、昭和30、40年代 麹、味噌屋さんの話です。(まるみ麹本店)
昭和30、40年代は機械化と農薬、化学肥料で、農業の効率化が大きく進みました。それに合わせるように、麹菌採取が困難に。
麹作りが上手くいかない原因が、米の栽培方法であることに気づく。
肥料を多投して栽培された米は、麹菌以外のカビが出やすい。
なまけ者漁師ブロガー 肥料に含まれる腐敗菌が原因だ!
ビール作りに使う麦芽2種類で、熟成実験
タルマーリーさんはビール作りもしています。もちろん使うのは、野生の天然酵母。
ビールの熟成実験
栽培方法が異なる麦芽2種類で、熟成実験しました。
- 慣行栽培の麦芽で仕込んだビール
- オーガニックの麦芽で仕込んだビール
2年弱熟成した味の変化
- 慣行栽培:変質して味が悪くなる
- オーガニック:ワインのような風味
無肥料無農薬栽培だと、さらに長く熟成できるかも。ビール作りは熟成が命。風味がまろやかになるのだそう。
なまけ者漁師ブロガー 私たちはテレビで、ビールは鮮度が命と刷り込まれているのかも。
まとめ
自然栽培栽培されたお米のメリット
他の菌やカビがつきにくい
長期保存できます。
肥料に含まれる窒素に虫はよってくるし、多く使うと病気になりやすい。肥料を使わなければ農薬も不要に。
最終的に、どの位お米が取れるのか?気になるところです。