私は反対!【世界一を6度受賞した幻の米】NHKプロフェッショナル仕事の流儀をみた感想
こんにちは!せったいのまーちゃんです。
2024/11/27に放送した
NHKプロフェッショナル仕事の流儀をみた感想です。
米所、新潟県南魚沼市で米作りをしている関さんのはなしです。
一部だと思いますが無農薬、有機栽培でお米を栽培しています。
食味コンクール6度世界一を受賞した米の作りの秘訣はなんでしょう?
まず、経歴がおもしろい!
元プロボーダーで、関兄弟と言われれば知らないひとはいないほど、スノーボード界では有名でした。
実家は米農家で、4人兄弟の長男。農業はすごい嫌だったそうです。
その点、私も同じだったので気持ちがよくわかります。
農作業はとても嫌でした。
ー泥臭い
ー汚い
ー給料が安い
ーモテない
ー若い人がいない
あげればキリがないほど、いやでした。
だから、東京にいってスーツをきてパソコンを使って
手を汚さないキレイな仕事がしたいと上京しました。
若ものにはよくあることです。
若ものにはよくあることです。
転機になったのは一冊の本、
「藁一本の革命」福岡正信 著
世界がひっくりかえるほど衝撃。
ー肥料もふらない
ー農薬もなし
ー草もとらない
一番、びっくりしたのは、その世界観。
人間のやることに、意味はないと喝破!
28歳の時読んだこの本は、いまでも生きる基本になってます。
ー虫や生き物をころす除草剤(グリホサート)
ーミツバチの大量死になる殺虫剤(ネオニコチノイド)
本当に、人間はだめだなあとおもいました。(自分も含めて)
だから、人間なのかもしれません。
バカなことをするから、ドラマが生まれます。
でも、しなくて良いことはしないほうがよいです。
農薬で生き物が少なくなるなら、なるべく使わないほうが良いにきまってます。
だから、私も32歳で田舎の岩手にかえり、漁業をしながら無農薬の米作りを夢見ていました。
「いつかやってやる」
ただ、東京のサラリーマンが田舎にかえって出来ることは何もありません。
都会と違い、頭で考えるな!行動しろ!のせかいです。
先に頭で考えるクセがついていた自分に、田舎の生活はすごいギャップだった。
理想と現実はちがいすぎた・・
ましてや、始めたのは厳しい漁業。
慣れない海での作業は、とても大変だった。
仕事を覚えるのが精一杯で、米作りなんてすっかり忘れてました。
あっという間に、10年の月日がたちました。
8年前にやっと始めた無農薬の米作り。
やっぱり現実は甘くありません。
毎日、毎日、草取りの連続。
ーチェーン除草
ー米ぬか除草
ー代かき2回の抑草
ー機械除草
出来ることは全部ためしました。
いまは、なんとか草と折り合いをつけています。
実は「草」は全部、取らなくても良いんだとわかりました。
8年でだいぶ、無農薬の米作りもコツがわかってきた気がします。
肥料なしでも美味しい米も作れるようになってきました。
福岡さんのように、草も取らないまでは到達できません。
まだ、まだ道半ばです。
でも、
ー農業はおもしろい!
ー生き物たちはすばらしい!
ー虫がいるから人間がいきている!
そうおもって、美味しい米をつくっていきたい。
南魚沼の関さんのように、チャレンジし続けたいとNHKの番組をみて、あらためて感じました。
YouTube動画もご覧ください。
関さんと私の米作りの違いがわかると思います。
手をかけるか、かけないか?
手をかけず、美味しいお米ができたら・・・すごい良くありませんか?
関さんの米作り→手をかけて米作り
ー自家製肥料
ー早刈り
ー厚植え
私の米作り→手をかけない米作り
ー無肥料
ー遅刈り
ー薄植え
私は肥料を少なくする代わりに、薄植えして光合成力をアップさせます。
薄植えすると、風通しもよくなり病気にかかりにくくなります。
稲刈り直前まで葉っぱが青々して、玄米が美味しくなります。
欠点は、お米があまり取れなくなることです・・・
無農薬で美味しい米を作るにはしょうがないことだと思っています。
Youtube動画