【三陸岩手の漁師になるには?】漁師への道ガイドブック完成!
目次
漁師への道ガイドブック完成
「三陸いわて 漁師への道 ガイドブック」完成しました。
これから漁師になる方向けに作られた、簡単な漁師の手引きパンフレットです。
約一年かけて取り組みました。取材、写真撮影は楽勝です。いつでも、笑顔出せます。
ブログ、YouTubeの効果あり!ネットビジネスの可能性についても、ガイドブックの中で少し触れています。
なまけ漁師ブロガー「漁師も情報発信する時代だよな〜」
漁師人口が減っている
私が子供の頃は、摂待地区でも20人以上の方が養殖漁業をしていました。
子供の頃、春休み、三月にワカメの収穫作業が始まります。朝5:00に起きて手伝いに行くと、どこが自分の家の作業場かわからない。
そのぐらい、にぎわっていました。漁業だけでなく、田植え、昆布収穫、地域の運動会みんな今より活気がありました。ちょうどバブルの頃です。
なまけ漁師ブロガー「春休みはワカメの手伝い、自転車で兄弟率いて海へレッツ、ゴー」
時代ごとに変わる、働き方
時代が変わって、漁業も「北斗の拳の様な一子相伝」ではなくなりました。親から子供に技術を引き継ぐ流れがストップ。
職業選択は個人の自由で選ぶ時代です。摂待地区でも半分くらい、長男でも都会にでて働いています。
なまけ漁師ブロガー「田老第三小学校も2018年に、無くなったよな〜」
大変革時代に突入
私が20歳のころ30年前は、大学を出て大企業に就職する。これが大道でした。今は違います。
大企業でも
- 倒産する
- リストラもする。
- 給料も上がらない。
- 終身雇用もなくなった。
政府も副業を推進する時代。老後や将来も不安だから、みんなお金を使いたがらない。
まさに、大変革時代です。
そんな時代こそ、一次産業って大事だと思うんです。
目的は漁師を増やすため
今の摂待地区の漁師は8人です。新人漁師さんを一人育成しています。約2年間。
現在、摂待地区に空き漁場がありません。だから来年は、となり地区の空き漁場でワカメ、昆布養殖始めます。
すぐにワカメ養殖始められます。
業業者が多かった昔、こうはいかなかった。
定置網で働いていたので、基礎はできています。
基礎ができていれば一年で就業できます。
新人漁師さん、定置網の舵取りだっただけあり覚えが早い!
転職する時は、入念に調査を
漁業するには、空き漁場が必要です。やりたいからといって、すぐに入れるわけではありません。住みたい地区に空き漁場がない時、他の地区でワカメ養殖することになります。
住んでいる地区で漁業するのが一番働きやすい!
通勤時間が短くて住みます。
漁業の種類により働き方は違います。
ワカメ、昆布の海藻養殖、ホタテ、かき、ホヤ、うに など
旬が違うので、最盛期、一番忙しい時期も変わってきます。実際やって見ないと肌感覚でわかりません。
まずは住む場所から決めましょう。
転職する時は、いきあたりばったりではいけません。しっかり調査を!
岩手水産アカデミー
岩手水産アカデミーという、漁業全般を学ぶ所もあります。
一年間、漁業全体を学んで見るのも良い経験です。
なまけ漁師ブロガー「漁師も社会人経験、大事だよ〜」
人生、広い視野で見てみては?
ワカメ、昆布養殖は時間の空きも多いです。シケ休みも結構あります。
あいた時間で副業するのも良いかもしれません。
人生100年時代は、60歳以降も働く必要があります。
生活の糧(かて)を一つにしぼらないほうが、安定し、多様性も生まれます。
人生100年時代は、一生かけて自己投資する必要あり
漁師しかり、サラリーマンしかり
【人生100年時代の生き方】あなただけの幸せな人生、働き方を見つける方法(50歳からスタートする理由)
漁師になるには、最低5年
漁師になるには、最低4、5年はかかります。
漁師は職人なので、料理職人のように見習い期間があります。
宮古市は研修支援制度があり最長2年間、毎月12.5万円、補助金がでます。
足りない分はアルバイトで稼がないとならない場合もあります。
ワカメ、昆布は通年で作業があるわけではないからです。
一生ものの宝を見つけてください。
まずは、ワカメ・コンブ養殖で安定した生活の糧を手に入れましょう。
今は確実にもうかる養殖漁業が主体です。
興味がある方は、岩手漁業担い手育成基金に電話してください。
住む場所が決まっているなら、各市町村の漁協でOKです。