【小麦アレルギーを起こす!グルテンの害】腸を壊すリーキーガット症候群
こんにちは。せったいのまーちゃんです。
小麦に含まれるグルテンの害を知りたくありませんか?毎朝、パンとコーヒーを食べている方は要注意です。
小麦のグルテンはアレルギー症状を起こす物質で、スーパーでもグルテンフリーのコーナーがあります。
グルテンは人間が持っているタンパク質と似ていて、免疫が誤って自分の組織を攻撃する自己免疫疾患を引き起こすことがわかっています。(セリアック病)
またグルテン不耐症のテニスのジョコビッチ選手は有名です。
パン、お菓子などどこでも買える食品に含まれる、グルテンの害について詳しく見てみます。
目次
なぜグルテンを多く含有するようになったか?
結論:品種改良を繰り返す事でグルテンを含有する様になった
昔からある野生コムギにグルテンは含まれていません。大量生産と美味しさを追求するため品種改良されました。
作りやすい小麦をを作るため
- 生産性が高い
- 害虫に強い
- 農薬に強い
より、美味しい小麦を作るため
- もっちり感
- フワフワ感
- ツルツル感
これらを満たすため品種改良が繰り返されました。
今の小麦は、昔と比べると40倍のグルテン含有量になっているそうです。
小麦の進化
自然界の小麦は3種類の野生コムギです。
- ヒトツブコムギ
- クサビコムギ
- タルホコムギ
ヒトツブコムギにはグルテンは含まれていません。進化の過程でグルテンが含まれることに。
交配1段階
ヒトツブコムギ+クサビコムギ=雑種の小麦
突然変異で倍数化
雑種の小麦→フタツブコムギ(4倍体)
交配二段階
フタツブコムギ+タルホコムギ=雑種のコムギ(3倍体)
突然変異で倍数化
雑種のコムギ(3倍体)→普通コムギ(6倍体)
(※倍数化とは細胞分裂の時、突然変異で偶然ゲノムが増える現象。倍数化するとたくさんとれる様になる)
フタツブコムギ、普通コムギはそれぞれ用途が違います。
フタツブコムギ | パスタの原料 |
普通コムギ | パン、めんの原料 |
小麦を食べ始めたのはいつからか?
日本人が小麦を食べ始めたのはいつからでしょうか?
日本人の庶民が食べていたのは大麦です。小麦は貴族や武家など上流階級の人に食べられていました。
日本人が昔から食べていたのは大麦。大麦にグルテンはは入っていない。
小麦 | グリアジン、グルテニンが結合してグルテン |
大麦 | グルテリン、ホルデリン |
明治以降、庶民も食べるようになったが、大量に消費するようになったのは戦後から。
1945年の大東亜戦争後、アメリカ本土は戦場にならなかったため、大量に農産物が余るようになりました。
そこで発展途上国(日本)に余剰農産物を輸出する法案
米国は1954年、PL480法(農業貿易促進援助法)を設立
大量に小麦が輸入されることになります。
しかも、
昭和30年代初頭日本人はカロリーのほとんどを、ご飯、味噌汁、漬物中心の植物性食品から摂取していた。脂肪の摂取は欧米人の1/3以下だった。
政府は食生活改善活動を行い、アメリカの圧力で
学校給食に小麦の入った献立を推奨することを交換条件に入れられた。
出典:ja.com
2009年ごろ日本人のパンの消費量はご飯の消費量を抜きましたので、この作戦は大成功しましたね。
「恐るべし、アメリカの穀物メジャー。」
笑ってはいられません。穀物メジャーの上にいるのは、ヨーロッパの王族、貴族たちです。コロナワクチンも同じですよ。全てはビジネス、金儲けです。
コムギタンパク(グルテン)の含有量
食材ごとのグルテン含有量です。
パンの割合は10%程度、90%以上がお菓子、うどん、ラーメンです。
パンもお菓子も砂糖が入っているので、やめられない、止まらないです。
強力粉 | 準強力粉 | 中力粉 | 薄力粉 | |
原料 | パン | 餃子の皮 | うどん ラーメン ビスケット 和菓子 |
カステラ ケーキ 和菓子 てんぷら粉 |
グルテン含有量 | 11.5-13% | 10.5-12.5% | 7.5-10.5% | 6.5-9.0% |
国内流通量 | 9% | 0.5% | 90.4% |
日本人の8割がグルテン不耐症
小麦アレルギー
小麦に含まれるタンパク質に過剰反応する免疫疾患。どのタンパク質に反応するかは人それぞれ。グルテンフリーでもアレルギー症状が出る。
グルテンアレルギー(グルテン過敏症)
グルテンに関して過剰な免疫反応を示す症状。
セリアック病
免疫細胞がグルテンを敵と勘違いし、自らの小腸を傷つけてしまう自己免疫疾患。小腸の絨毛が損傷し栄養吸収できなくなる。
グルテン不耐症
グルテンを消化する酵素が不足して慢性的な不調が現れる。テニスのジョコビッチ選手は有名です。
リーキーガット症候群「腸もれ」
腸もれとは腸の粘膜の細胞が傷ついて炎症を起こし、細胞に隙間ができること。
本来侵入できない細菌、毒素が腸壁を通過して臓器や血管に入り込みアレルギーや血管に炎症が起こる症状。
腸もれを引き起こす原因は
- 腸内フローラが乱れている
- 小麦のグルテンが腸に小さな穴を開ける
日本人に合わない小麦、食の欧米化で腸内フローラが乱れ、本来の腸の働きがうまくいっていません。
特に、腸内細菌は腸の粘膜の生まれ変わりを支えています。
腸の粘膜細胞の再生時間 | 皮膚の新陳代謝 |
1-2日 | 28-56日 |
腸の粘膜細胞が新しく再生されないと、腸の粘膜にあなが空いた状態となりアレルギー症状が強く現れる。
腸もれは歯周病と似ている
ここからは、私独自の考えです。
腸もれと歯周病は似た症状だと考えています。
歯周病で歯茎が炎症を起こし、その傷口から歯周病菌がが全身に周り動脈硬化などさまざまな血管の病気を起こします。
これと同じ原理で、腸もれを起こすと腸の絨毛や毛細血管から菌が侵入しアレルギー症状や炎症を引き起こします。
なんとなく似ていませんか?腸と口の中、粘膜の再生スピードも同じです。
腸も口も重要な臓器である証拠
歯周病は砂糖の摂取をやめたり、歯磨きで予防できます。
【歯周病で免疫力が下がる理由】歯磨きせずにはいられない!歯周病患者の腸の中
腸もれは
- グルテンを取らない。
- 添加物を取らない。
- 砂糖を取らない。
- 乳製品を取らない。(乳糖不耐症)
腸内細菌が喜ぶ、発酵食品や食物繊維を多く摂ることで改善できると考えられます。
まとめ
- 品種改良によりグルテン含有量の多い小麦になった。
- 小麦が普及したのは戦後からで、それとともにアレルギー患者も増加した。
- 小麦のグルテンで腸もれを起こし、血管、臓器に菌や毒素が入り込む
- グルテンの含有量は食材ごとに違う。
- 消費量の多い食材は、お菓子、和菓子、ラーメン、うどん。
小麦は砂糖と一緒に加工されることで、より一層依存性が増してやめられなくなります。
小麦は白米のように精製されているため、ビタミンB群などの栄養素もありません。
栄養面でも玄米の方が優れています。日本人ならパン食やめて玄米食にしましょう。